東京カメラ部10選 LOWEPRO Hands-On Review

ロープロのフォトストリーム RL150は、飛行機内への持ち込みが可能な軽量ローラーバッグだ。地方活性化プロジェクトに携わり、北海道から沖縄まで日本全国を撮影で飛び回っているという東京カメラ部10選2013の柄木孝志さんは、まさに機内持ち込み可能なカメラバッグを探していたところだったという。
※機内持ち込み可能サイズは、予告なく変更される場合がございますので、事前にご利用の航空会社にお問合せください。

「これまではショルダータイプとリュックタイプを中心に使っていました。僕は元々鳥取県内で写真を通じた地域活性の仕事をしていますが、この活動がきっかけで、いまは北海道から沖縄まで多くの自治体から同様の仕事を依頼されるようになりました。鳥取では車移動でしたが飛行機移動が急に増え、機内持ち込みができるローラーバッグを買う必要に迫られていたんです。フォトストリーム RL150を手にするまでは、全ての機材を預けないといけなかったのでとても不安でしたね」

機材の収納部。バッグ本体を軽量化することで重量を気にせず収入できる。単焦点レンズは縦に入る深さだ。

フォトストリーム RL150の第一印象は、とにかく小さい、というものだったそうだ。機内持ち込みサイズは決まっているのだから、サイズはどうしても上限がある。 「フルサイズ一眼レフ2台、レンズは8~10本、ストロボやフィルター類が普段の機材。さすがに全てはフォトストリーム RL150には入りませんが、優先順位の高いものから収納し、予備的に持っていくものは洋服などに包んで預けています。ただ収納力は十分にあり、100-400mmの望遠ズームも入りますし、単焦点レンズであれば縦に入るほどの深さもあります。フルサイズ一眼レフは縦位置グリップを装着したままは収納できませんが、グリップを外していけばよいので問題ありません。驚くほど軽量で、機材を詰め込んでも機内持ち込みが可能な重量に収まります。それでいて移動後も機材が動いた形跡はなく、クッション性も十分に確保されていると感じました」

左:PC収納部は正面パネルのトップの「フォームシェル」形状のドアを開けることで容易にアクセスできる。
右:三脚などを固定できるサイドストラップ。中型三脚クラスに対応する。三脚装着時は機内持ち込みは不可となる。

機内持ち込みサイズを維持しつつ、さまざまな「工夫」を採り入れることで機能性を高めている。 「正面パネルの裏側にはポケットがありフィルター類を入れるのに便利です。PC収納部も正面パネル裏にありますが、トップだけを開けばアクセスできるので取り出しが容易ですし、PCを衝撃から守るため底面に接しない構造になっています。現場で写真をチェックしながらの撮影も多いので、PCの持ち運びを重視している点はとてもありがたいです。サイドに三脚用のストラップもありますが、かなりきつく締めることができ固定感はしっかりしています」

ローラーバッグ型の場合、ローラーの動きで快適さが決まる。その点も満足いくクオリティーだという。 「ローラーの動きはスムースで、引っかかるということはありません。かなり突飛な使い方ですが、実は一度鳥取砂丘でも転がしてみたんです(笑)。鳥取砂丘の砂はとてもやわらかいのに、何の問題もなく使えました。砂丘から出たあとも砂が残り動きが悪くなることもなかったですね。」

左:ローラーは滑らかに動く。鳥取砂丘でもスムースに回転したというのは驚きだ。
右:丈夫な3段アルミハンドルを採用。センターボタンを押すことで3段階の長さにスムースに変更可能だ。

「飛行機だけではなく、公共交通機関を使った移動が多い方にも向くのはないでしょうか。現地で歩き回るのなら、他のバッグに移し替える必要が出てきますが、僕らにとって機材を無事に持ち込むいうことは必要不可欠なこと。安心を得られることは何よりも大切だと、このバッグを使うようになってさらに強く感じました」

作品集

柄木 孝志 (からき たかし) 東京カメラ部10選2013

12年前に、鳥取県米子市にIターン。鳥取県が誇る名峰・大山(だいせん)を主に、地元の美しい風景を切り撮るなど写真活動を中心とした地域活性化事業に本格的に取り組む。地元・鳥取をモデルケースにその活動が評価され、現在は全国の複数の自治体とも連携。写真で仕掛ける地域活性化策という新たなツールを生み出した。2013年秋には1st.写真集「瞬~matataku~」を出版。各種、講演活動なども行っている。