東京カメラ部10選 LOWEPRO Hands-On Review

ロープロの「ストリートラインシリーズ」はカジュアルなデザインで、カメラバッグとしてだけでなく日常用途にも気軽に使えるシリーズだ。東京カメラ部10選2012、2013の富久浩二さんは「ストリートライン SH 180」を日常用途に加えて仕事用のバッグとしても使用しているという。

「ストリートライン SH 180は素材がチャコールグレーのキャンバス風生地なので、普段使いにも向いています。実際、仕事用のバッグとしても毎日使っています。色が真っ黒だと完全な仕事用バッグになってしまいますし、これより派手な色だと逆に仕事では使えなくなってしまう。チャコールグレーというのは絶妙な色だと思います。実は、わたしがカメラバッグを選ぶ際に最も重要視しているのは『普段使いが可能かどうか』ということなんです。なので、メッセーンジャースタイルでスリムなデザインのストリートライン SH 180は、わたしにぴったりのカメラバッグだと思います」。

内部のフレックスポケット(TM)は広げると機材を保護することができ、使わないときは折りたたむこともできる。

富久さんは休日に写真教室の講師を務めており、そのときにも「ストリートライン SH 180」を使用しているという。撮影で使用するカメラ以外にも、ノートパソコンや上着など、普段の生活に必要なものも簡単に収納できる。 「メイン収納部にはノートパソコンも入れられます。写真教室の際には13インチのMacBook Airを使用しているのですが、それもぴったり収納できますね。コンパクトに畳むこともできますが、ストラップを緩めると高さが出て大きくなるんです。電車の中など暑いときに脱いだ上着を入れることもできて便利ですね」。

普段はスナップ写真を中心に撮影している富久さんにとって、コンパクトで容量のある「ストリートライン SH 180」はすぐに欠かせない存在になったという。「普段持ち歩くのはミラーレスのボディと、多くてもレンズは3本と、コンデジ1台。これにスマホや充電器、財布や小さいレフ板などを持ち歩いていますが、全て収納することができるので、明るい望遠を持ち出さない限りはこれ一つで出かけられます。わたしはオールドレンズを使った撮影も好きでよく行うのですが、そういったレンズも色々持っていけそうなスペースがまだあります。また、カバンのあらゆるところのファスナーの金具が機材などに当たって傷つかないように、内側に収納できるようになっているんです。電車で音楽を聴いている時などに意外とイヤホンが金具に引っかかったりしていたので、よく考えられている作りだと思います」。

左:前面のポケットにはナスカンが付いており、定期入れや社員証入れを繋いでおける。
右:全ての箇所でファスナーの金具が収納できるようになっており、機材を傷つける心配がない。
左:バッグの底の生地はターポリン素材になっており滑りにくい。地面に置いて汚れてしまっても拭けば簡単にきれいにできる。
右:ストラップの根元は体にフィットするように斜めにデザインされている。

「わたしは主にスナップ撮影をメインに行っているのですが、その際に必要以上ものを持っていくことはないので、ストリートライン SH 180が一つあれば十分事足りていますね。生地にも撥水加工がされているので、少しの雨でもあまり神経質になることはありません。休みの日の写真教室にも、撮影にも使っていて、会社にも持って行っているので、本当に毎日使っているんです。ここまで使っていると将来劣化してくると思うのですが、ただボロボロになるのではなく、使えば使うほど味が出てくると嬉しいですね」。

作品集

富久 浩二 (とみひさ こうじ) 東京カメラ部10選2012/2013

1970年福岡生まれ。2012、2013年「東京カメラ部10選」に選出。日々の通勤風景を主に、いつも見ている変わりばえのない、しかし二度とやって来ない一瞬の情景を大切にし、人が入った物語のある写真をテーマのもとに、人びとの優しく楽しい感情が伝わる事を目標に日々撮影。子供の頃の目線、何と無く懐かしさを感じて貰える様に、ライブビューを使った低い目線、思い切って背伸びをした様な高さからの撮影が特徴的。